韓国軍と海洋警察は今月、韓国北西部の黄海で違法操業を行う中国漁船の掃討作戦を始めた。 好漁場を狙った中国漁船が急増し、乱獲による周辺海域への被害が大きく、見過ごせなくなったためだ。掃討作戦は、南北双方の進入が制限される国連管理の中立水域で行われており、北朝鮮が強く反発するという問題も抱えている。 10日から開始した 漢江 ( ハンガン ) 河口での掃討作戦は、国連軍の立ち会いのもと、高速艇4隻で中国漁船の追い出しを図っている。14日に2隻を 拿捕 ( だほ ) 、17日にも再進入した2隻を退去させた。韓国軍は「完全撤退まで作戦を継続する」とする。 漢江河口では3年前から、漁の最盛期の4~6月に中国漁船が出現。韓国政府によると、昨年は120回の違法操業が確認されたが、今年は5月までにすでに約520回に上った。
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