地質図とは、「表土の下にどのような種類の石や地層がどのように分布しているか」を示した地図です。色や記号でさまざまな縮尺の地図上に、実際には見えていない、地層や岩石とその構造を、表土を剥がした状態で示しています。 地質調査総合センター発行の地質図は、詳しい現地調査だけでなく室内での分析・鑑定や研究をもとに描かれています。陸域のみでなく、海域も含め、活火山や活断層、地熱や天然ガス資源、重力分布や水文環境などを対象としており、それらをまとめて地球科学図・地球科学データ集とも呼んでいます。印刷物やCD-ROMでの出版のほか、インターネット上で公開している資料もあります。 これらの地質図は、学術資料としてだけでなく、土木建築、防災、資源開発、環境対策など、幅広い分野で利用されている、地質調査総合センターの重要な研究成果です。 なお、地質図類は、それぞれの出版当時の地形図を利用しています。地形測量精度
地質の調査と地質図 詳細な地質調査に基づく国土の地質状況の把握は,世界各国で国家事業として進められており,日本においても地質調査総合センターの旧組織である地質調査所創立以来の基幹事業として継続的に実施されてきています. 地質図は,その成果を社会に還元するものとして,時代によって形態(縮尺)を変えながらも,とぎれることなく発行されてきました. 地質図の役割り 地質図はたいへん多岐に渡る情報を含んでいます.このため,歴史的にはその時々の社会情勢によって特定の機能が強調され,地質図の表現や説明書の内容にもそれが反映されてきました.例えば,戦前・戦時中には資源探査の性格が際立っており,説明書にも詳細な記載が載っています.また,都市地域での地震災害の深刻性が問題とされるようになると,防災に役立つ側面が注目されるようになりました. しかし,本来の地質図の性格とは, 「その時々の社会の要請の変
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