■オバマ大統領とダライ・ラマ14世の会談が無事にすみ、中国はめちゃめちゃ怒るのか、と思いきや、実はそうでもない感じだ。いちおう、駐華米国大使を呼びだして厳重注意したのだが、そのかげで香港では米原子力空母ニミッツ乗り組み員が地域の春節イベントに参加して米中友好アピールなんて報道もある。 ■一方、米国側も中国側にタンカを切ったようにみえて、微妙に中国に気をつかっている。春節休みの中国庶民が外国ニュースなんて気にしないような時期に会談を設定して、なにより法王様を裏口のゴミ袋の積み上げているようなところから、出入りさせた(島田洋一ブログでとりあげられている)。本当のところ、この2大国家の対立は、新婚夫婦のケンカレベルなのか、本気で先鋭化しているのか、みわけにくい。というわけで、最近の中国メディアにみられる論評をもとに、中国の本音を想像(妄想ともいう)してみたい。 ■米中は仲がいいのかわるいのか 中