大久保洋吉厩舎での出合い リスグラシューの優勝に湧いた昨年の有馬記念。その丁度1週間前の12月15日。この日、中山競馬場で行われた芝1800メートルの新馬戦を勝ったのはクリスタルブラック。美浦・高橋文雅調教師が管理する2歳馬だった。 高橋にとってこの年16個目となる勝利。一見、なんという事のない勝ち星に見えるが、彼にとっては特別な1勝だった。 クリスタルブラックで新馬勝ちをした高橋文雅調教師(馬の左)と吉田豊騎手(左から2人目) 1972年4月28日、静岡県沼津市で、父・功、母・公子の間に生まれ、兄と妹と共に育てられた。幼い頃、近所にあった高校の馬術部が廃止になると、管理されていた馬達が行き場を無くした。手を挙げたのは父の功。友人と共にその馬達を引き取り、乗馬クラブの立ち上げに手を貸した。これが高橋と馬とのファーストコンタクトだった。 静岡という土地柄、幼い頃から高校までサッカーに熱中した
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