OSやアーキテクチャの違いを乗り越えるアプリケーションの実行環境として誕生したJavaは、いまや大規模システムから携帯電話まで、さまざまな分野でアプリケーションを開発し、実行する環境として使われています。そんな状況を反映して、書店にはたくさんの「Java入門」があふれています。 ひとくちにJavaと言っても、学ぶ範囲は非常に広く、クライアントのJavaアプリケーションから、サーバサイドアプリケーション、携帯電話をはじめとする組み込みアプリケーションまであります。本連載が対象とする読者は、これからサーバサイドJavaで開発を行うが、Java言語をまだ学んだことがないエンジニアです。Java言語の文法や、オブジェクト指向ならではのプログラム構造などを解説し、サーバサイドJavaの学習要素であるServletやJSPを学べる段階まで読者を引き上げることを目的としています。 学習の流れですが、まず