2015 - 12 - 20 父への手紙 『掌中』 僕が父と初めて酒を呑んだのは、僕が二十歳になった年の夏だった。 あの時は東京まで来てくれて、居酒屋に二人で入り 片言の挨拶をして、ただチビチビやったんじゃないかな? 誰と呑むよりも、父と呑むのが一番緊張した時でもあった。 あ、最初に結末を書いておこう。 父と呑んで、何かを得たって話・・・ たったそれだけの事を今からチマチマ書くんだけどね。 この段階でブクマする人はしておいた方が良いかも。 例として 「素敵なお父様ですね」 が良いんじゃないかな?w 父と最後に飲んだのは今年の5月末である。 あの時は そら豆 を持ってきてくれ、それを僕が天麩羅にして 二人でとっておきの日本酒の封を開けたと記憶してる。 特に言葉はなかったが、父親は僕と呑むのは嬉しそうだった。 父は日本酒派で、僕はビール⇒ ウヰスキー に移行する。 今でも各地の地酒を取り寄せて