国土交通省は18日、渋滞の多発で知られる東名高速道路の大和トンネル(神奈川県大和市)を3車線から4車線に拡幅する方針を固めた。2020年までの完成を目指す。 管理する中日本高速道路が設計や用地買収を進め、トンネル(長さ280メートル)部分は外側に掘って広げ、路肩を利用するなどして前後を含めた4~5キロを4車線化する。 大和トンネルがある横浜町田インターチェンジ―海老名ジャンクション間は渋滞が慢性化。同省が全国の高速道の渋滞で利用者が無駄にした時間を試算したところ、上りは1年間に134万時間でワースト、下りは105万時間でワースト3位だった。トンネルや付近の上り坂で車の速度が下がり、区間全体の渋滞を引き起こしている。
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