マイクロソフト日本法人(MS)がパソコン向けの新OS(基本ソフト)「ウィンドウズ・ビスタ」に、日本専用仕様として地上デジタル放送視聴ソフトを年内に標準搭載することが7日、明らかになった。パソコンメーカーが自前で開発していたソフトをMSが提供することで、地デジ対応パソコンの環境を整える。国内OS市場で約95%の圧倒的シェアを持つMSが主力OSを地デジ対応にすれば、パソコンの“テレビ化”が一気に進みそうだ。 地デジ視聴機能は、ビスタの主力モデル「ホーム・プレミアム」などが持つ動画・音楽視聴機能「メディア・センター」に搭載される。これまで、パソコンで地デジ放送を視聴するには、チューナーやB−CASカードと呼ばれる不正コピーを防止する各種ハードウエアと、専用ソフトがあらかじめ搭載されている高機能機種を購入する必要があった。 ビスタに専用ソフトが標準搭載されれば、メーカーはソフト開発部分の手間が省け