今日のトップニュースは戦闘機輸出の話。輸出するのはスウェーデンが誇る多目的戦闘機JAS-39(通称グリペン)。武器輸出もさることながら、輸出先も良くない。タイなのだ。 戦闘機の新たな購入を検討していたタイ空軍は、選定の候補であったアメリカのF-16やロシアのSu-30との比較の末、スウェーデンのJAS-39を12機購入するすることを決定した。他の戦闘機に比べ運用費が安いことに加え、購入後2年間のメンテナンスをスウェーデン側が提供してくれることが、決定の主な理由だという。周辺機器や要員の教育などを含めると、総額70億クローナ(約1300億円)の輸出になる。JAS-39を販売しているのはGripen Internationalという企業だが、彼らは武器輸出の世界市場における地位を維持できたことに加え、他のアジア諸国の市場への今後の足がかりになることが期待されるため、大喜びだ。 写真の出典:スウ