前述したように、現状ではHTML5関係のデータベースAPIは3種類あります。今回は、それらの中で最も簡単な「Web Storage」を取り上げて、その基本的な使い方を紹介します。Web Storageはシンプルなキーバリュー型データベースで、あまり複雑ではない情報を保存しておくのに適しています。 また、Web Storageは「Local Storage」と「Session Storage」の2つに分けられます。Local Storageは、Webブラウザを終了してもデータを残しておいて、次回に再利用できるようにする時に使います。一方のSession Storageは、セッション内で一時的にデータを保存しておきたい時に使います。 上記のようなことから、Web Storageは機能的にはCookieに近いです。ただし、以下の点が異なります。 容量制限は明示されていません(ただし、莫大なデータ