東京入国管理局(入管)の収容施設(東京都港区)に収容されている外国人たちが、処遇や医療体制の改善などを求めて9日夜から抗議のハンガーストライキを続けている。10日目となる18日、記者が収容者に面会し、話を聞いた。 収容者を支援する「仮放免者の会」事務局長の宮廻満さん(55)によると、収容者たちは9日、収容のあり方の再考を求める要求書を入管職員に手渡そうとしたが、受け取ってもらえず、男性約20人がハンストを始めた。アフリカやアジア、南米の出身者で、年齢は20代から50代。日本の滞在期間は約2年から30年を超える人もいるという。17日には、ハンスト参加者は約70人に増え、これまで3人が体調を崩し病院に搬送された。 面会に応じたイラン人の男性(49)は25年以上日本で暮らし、今年2月に再収容されたという。「強制的な収容や人権を守らない入管の姿勢に抗議したい」と語った。350ミリリットルほどの水、
ひとつ前の記事で報じたとおり、東京入管の被収容者が集団でハンガーストライキをおこなっています。 東京入管で被収容者が5月9日より集団ハンスト 東京入管側が要求書の受け取りを拒否していることが、ハンスト参加者の怒りを増幅させていることも、先の記事で述べたとおりです。 その被収容者たちの連名での要求書を、私たちはハンスト参加者からあずかり、公開するように要請を受けました。以下に公開する英文が入管宛ての「要求書」、日本語で書かれた文章が「要求書」兼「支援要請文」だということです。 ハンスト参加者たちからは、自分たちがこうして闘っている事実をひとりでも多くの人に広めてほしいとの要請も受けています。以下に公開する被収容者たちのうったえを読み、これを拡散していただけるよう、お願いします。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
PRAJ (Provisional Release Association in Japan): Who We Are in English 日本語(漢字かなまじり) にほんご(ひらがな・カタカナ) 関東仮放免者の会「宣言」/賛助会員募集とカンパのおねがい http://praj-praj.blogspot.jp/2013/12/blog-post.html 仮放免者の会 ホームページ またもや入国管理局(入管)の収容施設で死亡者が出ました。 東日本入国管理センター(茨城県牛久市)に収容されていた40歳代のベトナム人男性Nさんが、亡くなりました。新聞報道等によると、Nさんは搬送先の病院で3月25日午前2時20分ごろに死亡が確認されたと同センターが発表したようです。死因は不明で、牛久警察署が司法解剖をおこない死因を調べる方針だとのことです。 仮放免者の会としては、Nさんが死亡にいたった経緯な
ロンドン(CNNMoney) 欧州連合(EU)の行政執行機関、欧州委員会は7日までに、域外からの旅行客の自動的な入国審査方法に写真と指紋を導入する計画を明らかにした。テロ対策と治安強化を狙った措置で、ビジネスや休暇が目的の旅行客が対象。 指紋4個と顔写真を利用したもので、2020年までの実施を想定している。集積された指紋などのデータは中央管理システムで5年間保存する。 この新たな審査方法は、移動の自由を認め国境審査を廃止している「シェンゲン協定」に加わる大半のEU加盟国で導入される予定。これにアイスランド、リヒテンシュタイン、ノルウェーやスイスが加わる。英国は参加しない見通しだが、同国では既に一部の用途に限り生体認証データを収集している。 欧州委は、今回の提案について国境管理の強化に寄与するとしながらも、欧州が現在直面する難民危機への直接的な対応策ではないと主張した。提案の実施にはEU加
「私たちの病状は相当に悪化し、最悪の事態になっている」。今年2月10日、大阪入国管理局で、被収容者44人(支援団体発表)が医療などの処遇改善を要求し、集団でハンガーストライキを起こした。写真は東京入国管理局。2015年12月撮影(2016年 ロイター/Yuya Shino) [東京 9日 ロイター] - 「私たちの病状は相当に悪化し、最悪の事態になっている」。今年2月10日、大阪入国管理局で、被収容者44人(支援団体発表)が医療などの処遇改善を要求し、集団でハンガーストライキを起こした。ハンストは5日間続き、入管当局の対応への不満が渦巻いている現実を浮き彫りにした。 外部との隔絶、長期の拘禁、見通せない出所時期への不安。被収容者の中には、精神障害や健康悪化が進み、睡眠薬や鎮痛剤などに依存するケースも珍しくない。2014年3月に亡くなったイラン人男性の場合、亡くなった当日に15種類もの薬を処
今国会では、「外国人の技能実習の適正な実施及び技能実習生の保護に関する法律案」(技能実習生法案)、「国家戦略特別区域及び構造改革特別区域法」(特区法)の改定案、 そして「出入国管理及び難民認定法」(入管法)の改定案が上程されています。 「適正化」、「管理監督体制の強化」を謳いつつ、制度の拡大をする技能実習生法案は本質的な解決には程遠く、労働者を労働者として受け入れる本来あるべき制度から目を背けています。 改定特区法案は外国人家事労働者の受入れを可能としますが、個人家庭での就労は、勤務時間や労働内容があいまいになりやすく、ハラスメントにも対処しにくく、移住労働者の場合にはそのリスクがいっそう高まります。 にも関わらず、日本政府は区において拙速に外国人家事労働者を受入れようとしています。改定入管法は、現行法の在留資格取消制度をさらに広げることによって、政府の恣意的な運用を容認するものです。 日
日本に居住する外国人の権利は十分に守られているのか。制約がみられるのはどういったケースであるのか。本書は外国人の権利を取り巻く国内法上の多くの論点を解説し、裁判例を分析しながら、人権条約や憲法に照らして問題を解決する指針を提示する。 まえがき 序章 外国人の態様と権利の性質 はじめに 1.市民的権利(自由権・受益権・包括的人権) 2.経済的権利 3.社会的権利 4.文化的権利 5.政治的権利 おわりに 第1章 市民的権利 はじめに――市民社会におけるすべての人の権利 1.精神的自由 2.入国の自由と居住の自由 3.身体の自由 4.幸福追求権と平等 5.受益権 6.国籍の取得と喪失 おわりに――家族の権利と子どもの権利 第2章 経済的権利 はじめに 1.職業選択の自由 2.労働権 3.財産権 第3章 社会的権利 はじめに 1.戦争犠牲者援護関係の諸法の国籍条項 2.国民年金法の国籍条項と経過
当事務所の児玉が担当している「故郷は日本。日本しか知らない」 山梨生まれのタイ人少年 退去処分の撤回求め提訴として共同通信で紹介された事件、第一回口頭弁論期日が本日開かれました。 入国管理局職員が彼に「帰れ」と言ったそうですが、タイに行ったことすらない彼にとって、タイに行けというのは「帰る」のではなく、追放です。 裁判は続きます。是非注目をお願いします。 以下、本人が述べた意見陳述です。堂々と述べ、傍聴席に詰めかけた支援者の中には涙を浮かべている方もいました。 直筆の画像も末尾に貼り付けます。 ============================ 僕は平成12年1月21日に、甲府で生まれました。お父さんの記憶も、甲府に居たという記憶もありません。お母さんと一緒にあちらこちらで暮らし、11歳になる少し前に甲府に引っ越して来ました。甲府ではオアシスというボランティアの団体がやっている「子ど
森 千香子 (モリ チカコ) (編集) 森千香子(もり ちかこ) 一橋大学大学院法学研究科准教授。フランス社会科学高等研究院博士課程修了(社会学博士)。都市社会学、移民研究。主要著書に『移民の社会的統合と排除』(共著、東京大学出版会、2009)、『都市空間に潜む排除と反抗の力』(共著、明石書店、2013)、『レイシズムと外国人嫌悪』(共著、明石書店、2013)、論文に 《Esquisse d'une sociologie des banlieues au Japon》 (Hommes et Migrations, 2013) など。 エレン・ルバイ (エレン ルバイ) (編集) エレン・ルバイ(Hélène Le Bail) アンジェ高等商業科学大学EUアジア研究所准教授。パリ政治学院博士課程修了 (政治学博士)。フランス国立東洋語・東洋文化研究院で中国語を専攻。研究領域は、中国人移民
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く