スカパー!オフィシャルコメンテーターを務めるイビチャ・オシム氏がオランダ戦を振り返った 【(C)スカパー!】 ――前半は集中して守っていたが 守備は規律を守ってよくやった。だが、もっといいプレーができたはずです。攻撃ではボールをもっと速く動かすことができれば、もっと速いパスで相手をもっと余計に走らせることができたと思います。そして最後の部分で、フィニッシュの精度が問題なのですが、もっとコレクティブな攻撃ができなかったのかと思います。もっと勇敢にアタックするべきだった。サッカーは得点を競うスポーツですから、物足りない。日本代表の選手たちはオランダを怖がっていた印象があります。オランダが怖がるような攻撃ができていなかった。日本に欠けていたのは殺し屋の本能、チャンスがあったら絶対にそれをものにするという気迫です。それがないから勝てなかった。 ――今大会の中で戦い方を変えていくことで世界と互角
◇「和様化」今が好機--磯崎新さん(78) 東京都渋谷区の閑静な住宅街。坂の途中にマンションはあった。建築家、磯崎新さん(78)の自宅。あるじはジーンズにベスト姿で迎えてくれた。「こんな格好でいいですか?」。少し照れながら、振り返った磯崎さんの後ろ髪はゴムで束ねられていた。若い。 磯崎さんは昨年暮れ、中国から帰国したばかり。3日には中国を経て欧州へ向かった。「建築家という我々の仕事は、世界でも大きく変化している地域や都市から声がかかって初めて、日本から出ていくんです」 壁一面が窓になっている広いリビング。柔らかな日ざしが差し込む。磯崎さんは40年ほどかかわってきた世界を振り返った。70年代のオイルマネーで潤っていた中東、80年代は米国、欧州、そして90年代後半は再び中東や中央アジアと移った。ここ数年は中国だ。今、進める建築や設計は中国の10が最も多く、中東五つ、欧州四つ。国内にはない。 中
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