無線ブロードバンド普及前夜のいま、業界にも行政にも混乱が広がっているように見えるが、無線ブロードバンドという技術自体の未来は明るい。広大なビジネスチャンスが広がっている。 無線ブロードバンドの普及で記者が期待しているコンテンツの1つが電子書籍、電子雑誌、電子新聞の類だ。常に2、3冊の本を鞄に入れておかないと不安になる私は、重たい本を持ち歩く必要がなくなる日が待ち遠しい。問題は、書籍の重さよりも、取捨選択しなければいけないという物理的制限と、その煩雑さだ。重さからいって持ち歩ける上限は4、5冊だが、リファレンス系の本など、常時持てるものなら持ち歩きたい書籍というのがある。あるいは、自分が所有権を持つ本を検索したり、好きに選んで表示させられるようになれば、住宅事情を理由に小さな本棚から溢れた本を処分する理由もなくなる。 米アマゾンが発表したKindleのように、近年、電子ペーパーを使った読書端