岡崎勝己のカッティング・エッヂ “かざす”を商機につなげるFeliCa、 ソニーの次の手は 岡崎 勝己 2008年1月9日 非接触ICカードやRFID技術が社会にもたらす変化とは何か。ユーザーサイドから見た情報システムの意義を念頭に取材活動を続けるジャーナリストが、独自の視点で“近い未来”の行く末を探っていく(編集部) ソニーの非接触ICカード技術方式「FeliCa」が誕生して13年。もはや、われわれが生活をするうえで不可欠の存在となっている。ソニーがこれまでに出荷したICチップの累計は、カード用だけに限定しても日本の人口を上回る1億8900万個にも達するほどだ。 では、ソニーではこれほど普及したFeliCaの利用を拡大させるために、どのようなビジネスのロードマップを思い描いているのか。同社のB2Bソリューション事業本部でFeliCa事業部事業戦略部商品戦略担当部長を務める竹澤正行氏の話か