総務省の「通信・放送問題タスクフォース」が,2007年1月22日に第1回会合を開く。同タスクフォースは菅義偉総務相に通信・放送問題について助言するため,菅氏本人の肝いりで2006年12月に設置された有識者会議だ。毎月2回のペースで会合を開き,そのうち1回は菅総務相も出席するという。召集されたのは5人。通信・放送の改革論者として知られる識者の名前が並ぶ。 菅総務相がタスクフォースの「中心メンバー」と位置付けているのが,東洋大学経済学部の松原聡教授である。松原教授は,当時の竹中平蔵総務相の私的懇談会として2006年1月~6月に開催された「通信・放送の在り方に関する懇談会」で座長を務め,大胆な通信・放送改革を提言した。もう1人は当時竹中氏の秘書官だった岸博幸・慶応義塾大学デジタルメディア・コンテンツ統合研究機構助教授だ。岸氏は竹中氏のブレーンとして,通信・放送改革などに携わってきた陰の仕掛け人で
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