本稿では、ATA over Ethernet(AoE)の概要とともに、AoEプロトコルの将来が米Coraidのビジネスの展望に深く結び付いている理由を説明する。 AoEは米Bell Labsの技術者グループによって開発され、現在はオープンソースコミュニティーのプロジェクトとなっている。AoEプロトコルの最大の推進企業が、AoE対応ストレージアレイの主要商用ベンダーであるCoraidだ。数社の小規模企業も同プロトコルをサポートしており、オープンソースストレージの専門家の間にも支持者がいる。 支持者らによると、AoEはそのベーシックなデザイン故に非常に低いコストで優れた信頼性とパフォーマンスを実現するという。AoEの開発理念は、シンプルさとLAN上でのパフォーマンスの追求だ。一方、データストレージに対する古典的な前提の多くは、新たなアプローチの登場で見向きもされなくなった。 関連コンテンツ 成
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