米P&G(プロクター・アンド・ギャンブル)の日本法人であるP&Gジャパン(神戸市)は、20代を中心とした若い女性を対象に携帯電話向けサイトを使った「デジタルマーケティング」で成果を上げている。 2010年3月から4月にかけてヘアケアブランド「パンテーン」の携帯向けサイトを使い、枝毛や切れ毛などに備えるダメージケア効果を訴求するシャンプーのサンプリング(無料提供)を行ったところ、5000人の予定数がすぐに無くなった。パンテーンブランド全体の市場シェアも前年同期を上回る勢いだという。 P&Gジャパンの本間信彦メディアシニア・マネージヤーは「デジタルマーケティング、特にモバイル向けが費用対効果の高い販促手法として定着しつつある」と話す。 パンテーンなど同社の各ブランドでは、モバイル向けサイトのほかにパソコン向けサイトも用意しているが、独自に測定している費用対効果指標で見ると、モバイル向けのほうが