大腸がんの手術を受ける方は、手術が無事終わった後も通院が必要だとお聞きになっていると思います。 しかし具体的な通院頻度や期間、検査スケジュールを前もって知っておきたいという方は多いでしょう。 仕事をあまり休めない方や、病院から遠方に住んでいる方は、頻繁に通うことが難しいという不安もあるかもしれません。 また、再発が不安、という方も多いでしょう。 大腸がん手術後の検査スケジュールはガイドラインによって定められており、私を含め大部分の医師は、特別な理由がない限りこのガイドラインに従って通院を指示しています。 再発の有無も、このスケジュールに沿って行う検査で確認することになります。 今回はこれらについて分かりやすく説明したいと思います。 なお、今回は他の臓器にがんが転移しているステージ4の方は含みません。 手術によってがんが全て取り切れる方(このページを見ている多くの方はそのはずです)を対象に話
「免疫療法を標準治療と併用することで、治療効果を上げられると実感している。免疫療法にもたくさん種類がある。躊躇(ちゅうちょ)せず使える治療法は全て行わないとだめだ」 都内の某有名クリニックが開催する免疫療法セミナーで、壇上の医師はがん治療における免疫療法の効果を語った。免疫療法は、人が持つ免疫本来の力を回復させることによってがんを治療する方法で、現在研究が進められている段階だ。しかし残念ながら「一部の効果が明らかなものを除いて、多くの免疫療法は国から承認されておらず、その効果が確認されていない」(国立がん研究センターがん対策情報センター長・若尾文彦氏)という。 冒頭の医師が語った「標準治療」とは、科学的エビデンスを基に、専門家が決めた現在の医学で最善の治療のことで、各学会が作成した診療ガイドラインに記載されている。がんの標準治療は「手術」、「放射線治療」、「薬物療法(抗がん剤)」の三大治療
国立がん研究センターは、ことし国内で新たにがんと診断される患者数が、去年に続いて100万人を超えるとする予測を公表し、がん対策を強化するために国や自治体は参考にしてほしいとしています。 その結果、ことし1年間に新たにがんと診断される患者は、男性が57万5900人、女性が43万8100人と、合わせて101万4000人と予測され、去年よりも3800人増え、2年続けて100万人を超えるとしています。 がんの種類別では、男性で最も多いのが胃がんで9万400人、次いで肺がんが8万6700人、前立腺がんが8万6100人、大腸がんが8万5500人、肝臓がんが2万7000人などとなっています。 また、女性で最も多いのは乳がんで8万9100人、次いで大腸がんが6万4000人、胃がんが4万2400人、肺がんが4万2000人、子宮がんが2万8100人などとなっています。 さらに、ことしのがんの死亡者数は、男性が
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