時間と空間をゆがめるのが特徴――ジブリ・鈴木敏夫氏が見る日本アニメの現在と未来(後編)という記事より。 贈賞式の後に行われたシンポジウム(聞き手:西村知江子氏)の前半「鈴木敏夫プロデューサーが語る、スタジオジブリ作品の創り方(前編)」では『借りぐらしのアリエッティ』を例に、プロデューサーの仕事について解説した鈴木氏。後半では、スタジオジブリが声の出演に俳優を起用する理由や日本アニメの特徴、そしてその未来について語った。 「ASIAGRAPH2010」で創(つむぎ)賞を受賞した鈴木敏夫氏が、スタジオジブリが俳優を声優として起用する理由などを語ったそうです。これがなかなか、興味深いです。 ジブリ作品では日常の芝居が多いので、芝居が大げさだと困るとし、声優の芝居はハレ(非日常)とケ(日常)で言うとハレで、ジブリが欲しいのはケなのだそうです。 まずは「となりのトトロ」の糸井重里氏について。 例えば