ニューヨーク(CNNMoney) コーヒーチェーン大手の米スターバックスは19日、昆虫から抽出した着色料の使用を段階的に取りやめると発表した。 スターバックスのクリフ・バロウズ社長は同日のブログで、コチニールと呼ばれる昆虫の使用を段階的に中止すると発表。「米国で販売している食品と飲料に天然のコチニール抽出物を使っているのは、消費者の期待に反していた」と述べた。6月末までに、トマトの抽出物を使ったリコピンという着色料に切り替える予定だという。 コチニール抽出の着色料は、ストロベリー&クリームフラペチーノなど飲料2種類と、ラズベリー・スワールケーキ、ピンク色のトッピング付きミニドーナツなど食品4種類に使われていた。 バロウズCEOは3月29日の時点では、コチニールは米食品医薬品局(FDA)に承認された天然着色料であり、健康上のリスクはないと強調していた。 しかし同社広報によれば、昆虫の抽出物使