富松審議監側、無罪を主張 大分県教委汚職初公判2008年11月21日13時51分印刷ソーシャルブックマーク 大分県教育委員会の汚職事件で、部下の昇進人事をめぐり商品券20万円分を受け取ったとして、収賄罪に問われている事務局ナンバー2の教育審議監、富松哲博被告(60)=起訴休職中=の初公判が21日午後、大分地裁(宮本孝文裁判長)で始まった。富松審議監は「20万円をもらったのは確かだが、取り計らいはしていないし、謝礼として受け取ってもいない」と起訴事実を否認。弁護側は無罪を主張した。 起訴状によると、富松審議監は大分市内の自宅で今年3月25日、元県教委義務教育課参事、矢野哲郎被告(52)=別の贈賄罪で公判中=から、4月1日付の参事昇進に便宜を図った謝礼として商品券20万円分を受け取ったとされる。 富松審議監は捜査段階から、商品券の授受は認める一方で「異動のあいさつということで受け取った。昇進の