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石川博品に関するhomiyaのブックマーク (2)

  • 石川博品『耳刈ネルリと十一人の一年十一組』 - オネミリエ

    耳刈ネルリと十一人の一年十一組 (ファミ通文庫) 作者: 石川博品,うき出版社/メーカー: エンターブレイン発売日: 2009/12/26メディア: 文庫購入: 8人 クリック: 223回この商品を含むブログ (35件) を見る もし自分が小説を書くことができるなら、こういうものを一度は書いてみたいと思ったシリーズだった。もちろん僕にはそんな才能はないから、代わりにこのシリーズの成功(売上的にはどうか知らないけど、創作物としては紛れもない成功)をとてもめでたいことだと喜ぶ。 ネルリというキャラクターの新鮮味に魅せられた1巻、演劇と文学の記憶を心地よく掻き立てられた2巻に続いて、最終巻ではロシアで過ごしていた頃の生活と精神状態の感触そのものが思い出されてきて、懐かしくてなかなか読み進められないほどだった。もちろん小説で描かれている世界は僕の記憶とは何の関係もない虚構のもので、僕が勝手に共鳴し

    石川博品『耳刈ネルリと十一人の一年十一組』 - オネミリエ
  • 『耳刈ネルリと十一人の一年十一組』(石川博品/ファミ通文庫) 「ネルリ・オア・ダイ」 - 高度に発達した気遣いは、気違いと区別がつかない

    2009年のラノベ3大ニュースと言えば、その1「ネルリ(石川博品先生)登場」、その2「ネルリ完結」、そして三つ目は「みなさんで活動写真のおしまいのありふれた舞踏か何かを使ってご勝手にご完成をねがうしだいであります」(宮沢賢治「ビジテリアン大祭」)といった具合にネルリ一色であり、まさにネルリ元年と呼ぶにふさわしい年でした。で・し・た。そんなわけで、いやしくもラノベ読みを自認する者であれば、『ネルリ』全三巻を通読しているのが当然のたしなみ、世界の選択なわけですが、どうもどこからか「『ネルリ』って、なに?」という声が聴こえてきているような気がしないでもないので、改めて『ネルリ』シリーズについて簡単にご紹介しておきたいと思います。舞台となるのは、旧共産圏風の連邦国家にある全寮制の高校。平凡な少年レイチがそこで出会ったのは、連邦内の王国の一つシャーリックの王位継承者である少女ネルリだった。文化の違い

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