車両の中、1カ所だけ手すりにハートマークが刻まれている初公開された渋谷ヒカリエ号=川崎市中原区の東急電鉄元住吉検車区茶色いシートの車両には、8色のつり革がある 東京・渋谷の複合商業施設「渋谷ヒカリエ」が開業1周年となる26日、東急電鉄は特別仕様列車「渋谷ヒカリエ号」の運行を始める。これに先立ち、抽選で選ばれた鉄道ファンら200人が20日、川崎市中原区の元住吉検車区(車両基地)で車両を見学した後、渋谷駅まで約12キロ、約20分間の試乗を楽しんだ。 ヒカリエ号は10両1編成。先頭部などが金色で、側面には渋谷ヒカリエのイラストが描かれている。前照灯も車内照明も発光ダイオード(LED)を使い、車内の広告はすべてヒカリエ関連になる。 「見つけた人に幸せな気分になってほしい」と、10両のうち1カ所だけ、手すりにハートマークを刻んだ。座席の背もたれの色は車両ごとに異なり、つり革の色も多様だ。 続き