関西の主要鉄道各社は全列車を緊急停止。揺れがないことを確認した上で運転を再開したが、帰宅ラッシュと重なったため、ターミナル駅では一時混雑した。JR西日本などによると、東海道線など在来線で運休や遅れが発生し、計約12万人に影響。東海道・山陽新幹線でも小田原―新岩国間で一時運転を見合わせ、最大29分遅れ、東海道で約5万6000人、山陽で約1万7300人に影響した。 大阪市北区のJR大阪駅ホームでは、乗客の携帯電話から緊急地震速報メールの受信音が一斉に響いた。同区の大学生(21)は「一瞬、パニックになりかけた。周りの乗客も驚いていた」と語った。