社会人エンジニア向けの教育プログラム「トップエスイー」での講義や制作結果などからエンジニアの皆さんに対して有用な情報をお届けするコーナーです。今回も、受講生による修了制作での取り組みを紹介します。監視制御を行うWebアプリケーションに対し、Spinを用いてモデル検査を行った結果、開発環境でのテストでは検出できなかった問題点が見つかり品質向上に貢献できたという内容です。モデル検査自体は古くから行われていて、分野によっては広く使用されていますが、一般には導入コストがかかることもあって、普及しているとは言えません。しかし、さまざまな機器がネットワークでつながる今、安定したソフトウェアを作るための難度は上がる傾向にあり、適材適所でモデル検査も活用していくことが求められています。 監視制御を行うWebアプリケーションの基本構造 変電所や高速道路、気象レーダーなどの社会のインフラを担うシステムから、家
