1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/05/15(土) 23:53:29.67 ID:7XNO36P10 「嫌!近づかないで!」 壁の野郎は今日も俺の性欲解消に非協力的だ。 黄ばんだ壁紙を震わせて、何とか俺の手から逃れようとする。 「……」 「やだ!こんなのやだよう!私はおしゃれなカフェやオフィスでセレブ達を 雨風から守るために生まれたのに!こんなのやだよお!」 壁の甲高くもどこかくぐもった悲鳴。どこかで聞いたことのある声の質。 始めはその頓狂な響きに驚かされたが、 今となってはどこか懐かしささえ感じてしまう。 「近寄るな!触るなよお! アンタなんかに触られたって気持ちよくなんかないんだから!」 「……」 パチッ パチッ パチッ 「ひゃあう!駄目!そんな風にスイッチいじったら駄目だよお!」 2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]: