保護責任者遺棄致死などの罪で25日に起訴された元俳優・押尾学被告(31)の弁護士が26日、東京・霞が関の司法記者クラブで会見し、「えん罪。事件は作られたもの」と無罪を主張した。押尾被告が、起訴されたことに激怒している一方、亡くなった田中香織さん(当時30歳)の遺族に対しては「腹を切ってでもおわびをしたい」と話していることも明らかにした。 腹を切ってでもおわびしたい―。 昨年8月2日の事件発生からもうすぐ半年。ようやく公になった押尾被告から田中さんの遺族へのざんげは、本人ではなく、弁護士の口から発せられた。 この日は前回の公判でも弁護を担当した木谷嘉靖弁護士ら3人が会見。木谷氏は押尾被告の気持ちを「遺族の前で腹を切ってでもおわびをしたいと言っている。『私がついていたのに』、『一緒にいたのに』と…」と代弁した。関係者によると、押尾被告はこれまでも遺族に謝罪したいと漏らしていたが、周囲に止