文系にもわかる アナログ・シンセサイザー超初心者入門 「音を作る」ということ シンセサイザーを買っても実際に自分で音づくりをしている人はわずか1割という話があります。大半の人がプリセット(買ったときからボタンひとつで出せるメーカー出来合いの音色)を使い、多少それを手直しして使っているだけで音づくりの作業を終わらせているのです。 たしかに実際の作曲のプロセスの中では、いちいち音を作るよりはもっと「組み立て」の部分に意識を集中させた方が効率的です。実際にMIDI(今は知らなくて大丈夫)でならしながら合う音を選んでいくだけのほうが手っ取り早いわけです。このことは否定しませんし、実践的な現場では誰もがやっていることです。 しかしプリセットを使っているだけではそのシンセサイザーの魅力の半分も出し切っていません。新しい音を作ることが出来れば、そこから新しいフレーズができ、新しい音楽を作ることが出来るは