特集記事 「医者に出されても飲み続けてはいけない薬」(http://gendai.ismedia.jp/articles/-/48812) は、医療業界や患者たちのあいだで大反響を巻き起こした。今回もひきつづき「薬漬け社会」のタブーに切り込む! 意味のない薬が売れている 「オフィス街でのランチタイムを見ていると、食事を終えたサラリーマンたちが一斉に薬を出して飲んでいる光景をよく見かけます。正直、このうち本当に効果がある薬はどれくらいだろうと疑問に思いますね」 こう語るのは、新潟大学名誉教授の医師、岡田正彦氏。 「毎年、国内の薬の売上高ランキング統計が出ます。それを眺めていると、医療界と製薬業界の流行がよくわかります。 まず気が付くのがARB(アンジオテンシン II 受容体拮抗薬)という高血圧の薬が、ものすごく売れているということ。'14年度の表(最終ページ)を見ても、ベスト10のうち ブロ