米航空宇宙局(NASA)のハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope)が撮影した土星(2011年3月24日公開)。(c)AFP/NASA 【6月27日 AFP】謎に包まれた土星の小さな衛星エンケラドス(Enceladus、直径504キロ)について、表面の氷の下には塩分を含んだ海が横たわっている可能性があるとする論文が、22日の英科学誌ネイチャー(Nature)に掲載された。 エンケラドスは表面が白い氷にすっぽり覆われているが、南極付近には複数の巨大なひび割れが平行に走った「タイガーストライプ」がある。ここから、水蒸気と氷粒子が間欠泉のように噴出していることが明らかになったことから、エンケラドス表面のマントルの下に海がある可能性が指摘されるようになった。ただし、土星は太陽からあまりにも遠く、大気温度がマイナス273度であることから、この説は非現実的であるように思われた。
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