鉄道・運輸機構は23日、平成27年度としていた相模鉄道とJR東日本との相互乗り入れの開始時期を3年程度延期すると発表した。 相鉄・JR直通事業は相鉄線西谷駅(横浜市保土ケ谷区)付近とJR東海道貨物線横浜羽沢駅(神奈川区)付近との間に約2・7キロの連絡線を新設して相互に直通運転を行うことで、都心へのアクセス向上を図るものだが、同機構によると新線と東海道貨物線との接続に絡む線路切り替え工事で、JR東やJR貨物との調整が想定以上に難航したことや、地質調査を踏まえた工法変更などもあり、開始時期が30年度内にずれ込むという。 同機構が負担する建設費は約683億円から約782億円に膨れあがる見込みで、「可能な限りの工期短縮とコスト縮減を図る」という。