世界中の人が知恵を集めて作り上げる百科事典「Wikipedia」は、ユーザー参加型のコンテンツとして世界で最も成功している事例の1つと言っていいだろう。このWikipediaの創設者であるJimmy Wales氏が今、新しいプロジェクトとして検索エンジンの開発に乗り出した。 オープンソースで、世界中の開発者の協力を得て作られるというこの検索エンジン「Search Wikia」は、Googleの対抗馬となれるのだろうか。その勝算やサービスの開始時期、日本での展開などについて、Wales氏に話を聞いた。 ――Search Wikiaの特徴は。 ソフトウェアの複製や修正、再配布が可能なフリーライセンスで提供します。また、検索のアルゴリズムやランキングのロジックについても公開していきます。 検索は、もはやインターネットのインフラの一部になっています。ほかのインターネットにおける機能と同じように、オ
Web2.0の代名詞的存在になっているオンライン百科事典“Wikipedia”が運用資金不足で3~4ヶ月以内に閉鎖してしまう・・・(mathewingram.com/workより)。 the Wikimedia FoundationのFlorence Devouard会長が,先ほどジュネーブで開かれたLift カンファレンスで,Wikipediaの財政危機をそのように訴えた。寄付金に頼って運営しているので,「皆さん,もっと寄付して下さい」と訴えたのだ 。 Wikipediaは現在350台のサーバーで運用しているが,運用コストが500万ドル程度要するが,現在は寄付金(Wikimedia Fundraising C.O.R.E. )が100万ドルちょっとしか集まっていない。でも本当に店終いに追い込まれれば, Steve Jobs あたりの億万長者がポンと寄付しそうだが・・。 ◇参考 ・Is W
ウィキペディアの私に関する項目が、何度も削除されているらしい。いま残っているのは数行の経歴だけだが、これすら間違っている。私は「経済評論家」などと呼ばれたこともないし、名乗ったこともない。私が博士課程を中退したのは、1997年である。 前の記事でも書いたように、私は日本のウィキペディアの品質には疑問をもっているので、このブログでもほとんどリンクを張らない。大部分は英語版の質の悪いダイジェストで、日本語版オリジナルの項目には事実誤認や個人への中傷が多い。西和彦さんの項目などは、学歴や職歴まで間違いだらけで、本人が怒って編集し、大バトルが繰り広げられた末、大部分は削除されて保護されてしまった。 このようにウィキペディア日本版の質が悪い原因は、ウェブで匿名が当たり前になっていることが影響していると思われる。歌田明弘氏によれば、アメリカのブログの8割は実名だが、日本の9割は匿名だという。日本で
NTTレゾナントは4月18日、インターネットポータルサイト「goo」で提供している辞書検索サービス「goo辞書」にて、ウィキメディア財団の運営するオンライン百科事典「ウィキペディア」のデータを利用した検索サービス「フリー百科事典」の提供を開始した。ウィキペディアと提携した検索サービスの提供は、国内ポータルサイトでは初の試みとなる。 ウィキペディアは、誰でも自由に記事を閲覧、編集、投稿できるオンライン百科事典だ。今回提供が開始されるフリー百科事典は、ウィキペディアのデータを利用した検索サービスで、ウィキペディアに掲載された百科事典記事を、gooの検索システムを利用して検索できる。 日々情報が更新されていくというウィキペディアの特徴に合わせ、フリー百科事典のデータも定期的に更新され、最新の情報を検索できる。なお、フリー百科事典上で時点のデータを更新することはできない。 今回のデータ提供により、
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