電通は11月6日、2010年3月期の通期連結業績見通しを修正すると発表した。売上高は期初予想から238億円減の1兆6106億円となる見込みだ。前年同期に比べると、14.7%の減収になる。 ただし、経費削減効果により、営業利益、経常利益、純利益については期初予想を大きく上回る見通しという。営業利益は同36億増の194億円(前年同期比55.1%減)、経常利益は同37億円増の276億円(同48.3%減)、純利益は同50億円増の164億円(前年同期からは368億5300万円の改善)となる見込み。 なお、純利益が大きく増加するのは、過去に計上した上場株式の評価損により、法人税などの還付を受けるためという。