Web2.0でよく言われるキーワードのひとつとして「集合知」というものがあるが、このキーワードを聞くたびに昔に上司が言っていた「集合天才」というキーワードを思い出す。 集合天才とは、「異なる知識領域で限定されてはいるものの優れた人材を複数集め、一人の天才の才能に匹敵する能力を集合的に生み出すこと」だそうである。 その上司は常日頃から、欧米の企業には「天才」と呼ばれるような有名人がいて確かに彼らがすごいものを発明や発見してビジネスモデルを打ち立てて巨万の富を築いている。これに対して日本には個人の天才は少ないが世界的に天才的といわれる企業は結構ある。そして90年代には、日本の企業はこういう天才を擁した欧米企業に競争力で勝っていたし、今でもそういう企業はある。こうした日本の企業では多くの場合凡人の集団がすごいことを成し遂げており、この凡人たちが集合天才になる過程や環境を分析することが重要だという
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