天の川銀河に比較的近いところにあるM87銀河の中心部にあるブラックホールの質量は、科学者の予想を超えてはるかに大きい。2人の天体物理学者が、米カリフォルニア州パサディナで9日開催された米天文学会の会合で、このような研究結果を発表した。 米国のカール・ゲプハルト氏、ドイツのイェンス・トーマス氏の両天体物理学者は、スーパーコンピューターを使った測定で、このブラックホールが太陽質量の64億倍であることを突き止めたと発表した。これは従来の推定値の2~3倍の重さとなる。 信頼できる技術を用いて測定された対象としては、過去最大という。 「The black hole」 ブラックホール (Black hole) とは、重力が強く、光さえも抜け出せない時空の領域のことを指し、その中心に特異点が存在する。 ブラックホールの周囲には非常に強い重力場が作られるため、ある半径より内側では脱出速度が光速を超え、光で
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