1989年、インドのアッサム州にある宣教者会の施設で、一般市民の歓迎を受けるマザー・テレサ。(PHOTOGRAPH BY RAGHU RAI, MAGNUM PHOTOS) 慈善活動に尽力した修道女の故マザー・テレサが9月4日、カトリック教会が認定する「聖人」の列に加えられた。ローマ教皇フランシスコが、その列聖式をバチカンで執り行った。(参考記事:「バチカンは変わるか? ローマ教皇の挑戦」) 1979年にノーベル平和賞を受賞したマザー・テレサは、以前から「貧民街の聖人」と呼ばれ、インドのコルカタ(カルカッタ)で病や貧困に苦しむ人々の救済に生涯を捧げたことで広く知られている。 カトリック教徒に限らず多くの人々の尊敬を集めていたマザー・テレサだったが、その列聖に関しては批判的な意見がなかったわけではない。 世界中から愛され、恵まれない人々への奉仕を象徴する存在として、米国のロナルド・レーガン元
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