第1部では、アニメーション映像に音楽を付けるという「真剣な遊び」の模様をお伝えしてきた。続いて第2部では、菅野氏が観客のリクエストに答えて、即興で映像に合った演奏を行った模様をお伝えする。さらに、話は神山監督と渡辺監督における音楽の付け方や性格の違いにまで及び、深い話と笑い話が入り混じりつつ、盛況のうちに幕を閉じた。この場でしか聞くことができない貴重なトーク満載のシンポジウム、後編のスタートです。 格闘シーンがすごくスポーティになって、なんの悲壮感もなくなりました(渡辺) 佐藤:では次は、『カウボーイビバップ』を観てみましょうよ。 (少女と犬が砂漠を歩いているシーンを上映) 菅野:このシーンをご覧になったことのないお客さんに、この子と犬がどんな関係性なのか想像していただいて、それを元に曲を弾いてみようかと思うんです。どなたか「こんな感じの曲を付けてほしい」っていう方はいらっしゃいませんか?