セルクマに関するhuyukiitoichiのブックマーク (2)

  • 我もまたアルカディアにあり by 江波光則 - 基本読書

    新しい衰退の手触り。未来世界を、人体と価値観の変容を、世界が衰退していく様を派手派手しく演出するのではなく、ただそれは当たり前に起こる日常的な出来事の一つであり、特段不思議なことでもなんでもないといった独特な距離感を保ってこの世界は描かれていく。 我もまたアルカディアにあり (ハヤカワ文庫 JA エ 3-1) 作者: 江波光則,loundraw出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2015/06/24メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る江波光則さんはこれまでガガガや星海社でアニメ系のイラストがついたライトノベル・ジャンルに属する小説を書いてきたわけだけれども、コアなファンの根強い支持のある作家だった。売れ線をつくというよりかは薄暗く、一瞬で「うげえ、えぐいとこいくな」みたいなところを当然のようについてきて、しかしそれが実に読ませるというまあなかなか「面白いけど、薦めにくい

    我もまたアルカディアにあり by 江波光則 - 基本読書
  • 見てしまう人びと:幻覚の脳科学 by オリヴァー・サックス - 基本読書

    我々は、現実をありのまま見ているわけではない。赤外線も見えなければ紫外線も見えないし、網膜に刺激がきてから知覚が成立するまでに約100ミリ秒の遅れが存在している。我々が見ている世界は常に現実から遅れ、脳が処理した映像を「見せられている」と言える。脳の後方、後頭葉に位置する一次視覚野には、網膜から皮質への二地点間マッピングがあって、そこで視野の光や方向や位置が表現される。目からのインパルスは大脳皮質までまわって、一部はその過程で脳の反対側にまわり、視野の左半分は右後頭葉へ、右半分は左後頭葉へ行く。ちょうど逆向きになるわけだ。つまり後頭葉がどちらか、損傷を受けると視野が欠けたりといったことが起こる。 我々は現実を脳で見ているのだから、脳に異常が起これば見えなくなるし、あるいは存在しないはずの物が見えるようになったりする。書『見てしまう人びと:幻覚の脳科学』はおもに一般向けの脳科学を出してい

    見てしまう人びと:幻覚の脳科学 by オリヴァー・サックス - 基本読書
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