Unicode正規化(ユニコードせいきか、英語: Unicode normalization)とは、等価な文字や文字の並びを統一的な内部表現に変換することでテキストの比較を容易にする、テキスト正規化処理の一種である。一般に、正規化はテキストの文字列を検索や整列のために比較(照合、英語: collation)するときに重要である[1]。 Unicodeの正規化手段の基礎は、文字の合成と分解という概念である。文字の合成とは、基底文字と結合文字の組み合わせによる結合文字列を、単一の符号位置である合成済み文字にする手続きである。たとえば、基底文字 n と結合文字 ~ の組み合わせを単独の ñ 文字に変換する、仮名文字と濁点の結合文字の組み合わせを単独の濁点つき仮名とするなど。分解はその逆で、合成済み文字を結合文字列にする。分解は単一の符号位置を別の単一の符号位置に変換することもある。 Unicod