第62回カンヌ国際映画祭 「マップ・オブ・ザ・サウンズ・オブ・トウキョウ」公式上映 レッドカーペットで、相手役を演じたスペイン人俳優、セルジ・ロペス(左)と親しげなポーズをとる主演の菊地凛子【撮影日:2009年05月23日】(AP) 「こんなことまでしなければならないのかね」。映画の中で日本企業のトップが顔をしかめていたのが、せめてもの救いだった。 第62回カンヌ国際映画祭の最高賞、パルムドールを争うコンペティション部門に、国際女優として売り出し中の菊地凛子さんが主演したスペイン映画「マップ・オブ・ザ・サウンズ・オブ・トウキョウ」(イザベル・コイシェ監督)が出品され、前評判では菊地さんが女優賞の候補に挙げられていた。 その期待の作品の冒頭に登場したのが日本企業が外国人を接待するシーンだ。ヌードの金髪女性の体の上に、すしがずらりと並ぶ“女体盛り”とかいうシロモノ。コイシェ監督は記者会見で「ロ