プロジェクトは、年が明けた2010年1月より本格的に立ち上がりました。同時に、後藤氏が開発メンバーに加わりました*5。彼は、動画の圧縮技術に詳しく、心強いメンバーです。まずは、筆者と後藤氏の2人で、生放送を配信するための最適な方式に関する研究・調査を開始しました。 課題はいくつもあります。大きな課題は、キャプチャした画像をどのタイミングで圧縮し、どのタイミングでサーバーに送信するかです。iPhoneでスクリーンキャプチャを連続的に撮影することで、1フレームずつのJPEG画像が取得できることまではわかりましたが、ここから先は未決定のままです。 ニコ生アプリは、あくまでPCで見られることを前提にした「ニコニコ生放送」という既存のサービスに対して、iPhoneからも生放送を配信できるようにしよう、というものです。ですので、ニコニコ生放送で使用している生放送配信システムに基づいたシステム設計をする