素粒子実験など物理学の研究を行っている大学や研究機関のスーパーコンピューターで今秋、不正なアクセスが相次いだことが18日に分かった。 いずれもデータの改ざんや流出はなかったという。文部科学省は各大学・研究機関に、再発防止を徹底するよう口頭で指導した。 文科省によると、不正なアクセスがあったのは、京都大学基礎物理学研究所と筑波大学計算科学研究センター、高エネルギー加速器研究機構のスパコン。 いずれも10月中旬から下旬にかけて、利用者になりすますなどして不正にコンピューターに侵入された形跡があったという。