Popular Science:夕食の支度をしながら翌日の会議の準備をし、おまけに電話で友達の愚痴まで聞かされる羽目になったことがある人なら、「マルチタスク」の重要性は嫌というほどわかっているでしょう。でもそのとき、私たちの脳の中では、一体何が起きているのでしょう? 複数のことをこなしながら、どれかひとつのタスクだけに戦略的に集中できるのは、どういった仕組みなのでしょうか? その答えはほとんど謎のままでしたが、ここ最近、手がかりがつかめつつあります。 マルチタスクを制御するのは、視床網様核(TRN) 学術雑誌『Nature』のオンライン版に10月21日に掲載された論文の中で、ニューヨーク大学(NYU)の研究グループは、「視床網様核(TRN)」という脳の小さな領域が、私たちのマルチタスク能力を制御していると特定できた、と発表しました。 TRNは、いわば「タスクのスイッチボード(配電盤)」とし
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