2001年*1、2002年*2、2007年*3、2008年*4の対談を収録した本。 一晩で一気に読んで、地味に感動してしまった。 深夜に読んだので、そういう感情回路がブーストされていたせいかもしれないが。 第三章だけは、僕は初出の方でも読んでいて、これに関しては、当時と同様になかなかフラストレーションの溜まる対談なのだけど(そういう風に仕上がったということは、それなりに大事なことだと思うが)、全体を通して、面白いものになっている。 僕は後輩に対して、対談本なんて東か大塚のファン以外読まなくていいよ、と嘯いたのだけど、そしてそれは結構その通りだと思うのだけど、 そして一方で、ファンというか、それなりに東や大塚を読んできた人間が読むと、またいつもと同じこと言ってるよ、ということになるのだけど、 しかし、それでもこの対談本はすごく面白いものになっている。 東浩紀の『動物化するポストモダン』と『ゲ