3日午後2時40分ごろ、沖縄県・尖閣諸島の久場島沖で、中国国旗を船尾に掲げたヨットを第11管区海上保安本部の巡視船が見つけた。巡視船が無線で航行目的を尋ねたが、ヨットは返答せずに午後5時15分ごろ領海に侵入、魚釣島から約10キロまで近づいた。巡視船が退去を求め、約5時間半後に領海を出た。 11管によると、船の識別装置の情報から、ヨットは英国籍とみられる。領海内で赤い旗をつけたブイを投げ込んだという。 中国中央テレビの中国版ツイッター「微博」によると、ヨットを操縦していたのは中国人冒険家の●墨氏(●は櫂の木へんを取る)。●氏がヨット上から撮影したと見られる写真なども公開。中国国家海洋局の監視船「海警」が護衛しているとも伝えた。 ●氏が自身の微博アカウントで公開した写真には、海上保安庁の巡視船とみられる複数の船の背後に、尖閣諸島の一部とみられる島影も映っている。●氏は「最も美しく、最も上