Linuxカーネルには、カーネルパニック時にkexecを使ってダンプ取得用のカーネル(セカンドカーネル)を起動する仕組みがあります。 このセカンドカーネルは予めリザーブされたメモリ内で起動するため、クラッシュしたカーネルが処理していたメモリの内容はそのまま残っていて、procファイルシステム経由でクラッシュダンプを取得する事ができます。 このDSASブログでも、以前「Linuxでクラッシュダンプを採取(1) 〜 kexec + kdump を使ってみる 〜」と言うタイトルでクラッシュダンプの取得方法をご紹介しました。 「crashdmesg」は、kexec+kdumpで保存したクラッシュダンプから、カーネルメッセージの内容を取り出すツールです。 デバッガと比べてはるかに軽量なため、セカンドカーネル上で直接/proc/vmcoreからカーネルメッセージを取り出すこともできます。 最近のクラッ