印刷 関連トピックス原子力発電所東京電力国有林を汚染土の仮置き場とする自治体の地図 林野庁は、東京電力福島第一原発の事故に伴う除染作業で出た汚染土の仮置き場として、国有林をあてる方針を固めた。福島県の飯舘村と二本松市にある国有林内に仮置き場を設ける方向で、自治体側と調整に入った。仮置き場のめどが立てば、除染作業を進めやすくなる。 政府は、8月にまとめた「除染に関する緊急実施基本方針」で、年間被曝(ひばく)線量が20ミリシーベルト以下の地域の除染作業で出た汚染土について、中間貯蔵施設に運ぶまでの間、市町村が仮置き場で保管するように求めている。 関係市町村は、仮置き場の用地として国有林を使いたいと要望。林野庁は「国が除染に責任を持つ以上、前向きに協力したい」(幹部)として、地元住民の理解や水源の保全に支障がないことなどを条件に、使用を認めることにした。
県は22日、二本松市と本宮市の宅地で行った放射線量の調査結果を公表した。二本松市では、杉田地区で最大毎時3・4マイクロシーベルトを記録。本宮市では和田地区で3・0マイクロシーベルトの地点があった。いずれも地上50センチでの測定で、1メートルでの値はそれぞれ2・7マイクロシーベルト、2・8マイクロシーベルトだった。結果は特定避難勧奨地点指定の参考とされる。 調査は8月30、31日と今月6日、二本松市436地点、本宮市75地点で実施。事前の自動車走行調査で、比較的高い線量が測定されたため。庭と玄関先の地上50センチと1メートルで測定した。その他の地区の最大値は、二本松市岳下地区2・7マイクロシーベルト▽同大平地区2・1マイクロシーベルト▽同小浜地区3・2マイクロシーベルト▽本宮市長屋地区2・3マイクロシーベルト。【関雄輔】
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