台風15号は県内に大きな被害を残し、郡山市では約100台の路線バスが水没し、22日朝から市内のバス路線がマヒしている。台風15号により激しい雨が降り続いた県内は、各地で河川が氾濫の危険水位を超えたため、最大で2万8000世帯6万8700人に避難指示が出された。郡山市では川からあふれた水で福島交通の敷地が浸水し、停めてあったバス約100台が水没した。充分なバス台数が確保できないため、郡山市内では22日朝から市内を走るすべての路線バスが運休している。また須賀川市では仮設住宅が床上浸水し、58世帯138人が近くの学校などに避難した。郡山市では消防などがボートを使い水没した住宅地で夜を徹して救助にあたったが、朝になっても一部の住民が取り残されていて、自衛隊も出動し救助活動を行っている。