食欲の秋がやってきた。美味しいものを食べたい、けれども太りたくはない・・・そんなジレンマを抱えた人がやりがちなのが、サラダを中心にした食事に、時々スイーツを「ご褒美」として食べる、という食生活。 カロリーの低いサラダ中心の食事で総カロリー数を増やさなければ、標準体重を維持できることは確かだ。しかし、体重が増えなければ問題がないとは言えない。実は、体内のある臓器には知らず知らずのうちに脂肪が蓄積されているのだ。 日本抗加齢医学会専門医の西﨑泰弘教授(東海大学医学部付属病院健診センター長)はこう語る。「近年、サラダとスイーツのみ、という偏ったダイエットを続けることで、肝臓に脂肪が溜まる若い人が増えています。このような食事を続けると、いずれ肝臓の解毒機能が落ちて身体の代謝能力が低下しやすくなります。結果、『脂肪肝』になって中年太りにもつながりやすいのです」 倦怠感に肌荒れも。「脂肪肝」発症後に起