原子炉燃料棒の構造を知りましょう。 2センチぐらいで厚さも同じぐらい の缶詰を想像してください。 この缶詰の中にウラン燃料が入って います。次に数メートルのパイプの なかにステンレス製のリング状の 部品を用いて缶詰数十個を相互の 間隔を開けて詰め込んで行きます。 パイプと缶詰の間には空間が在る。 このようなパイプを数十個束ねて 一本の燃料棒が作られています。 数千個から数万個の缶詰の平均的 冷却が必要とされています。なぜ なら缶詰一つでも加熱し過ぎれば 支えている部品が強度不足となり 上下の缶詰が接触します。こうな るとその部分が極度に加熱される ので耐熱合金製の缶詰が溶けて穴 が空きます。内部の高放射性ウラン が直接漏れ出します。核の崩壊熱 も一週間ぐらいは大きなものです。 冷却が不十分だと一部の燃料が漏れ 出す事態が予想できるわけです。 炉心全体の溶融ではなくて部分的 な溶融の可能性が